校旗・生徒会旗に続き、各ブロックごとの入場で始まった開会式。ブロックの組織団長による決意表明でみんなの志気が高まります。
競技は個人・団体種目とも大きな声援が応援席から送られます。特に、得点の大きい団体種目は、参加している生徒、応援している生徒が一体となり盛り上がります。
午後一番のプログラム、「ブロックアピール」は、各ブロック全員が力を結集する最大の見せ場です。忙しい保護者の方もこれだけは見に来られます。200名に近い生徒が一つになり、見るものの感動を誘います。
すべての競技を終えた生徒達の表情は、順位に関係なく充実したものです。
三中の体育祭への取り組みは5月から始まります。
体育祭の原案が通るとすぐ、3年生を中心に組織団が結成されます。また、生徒会と体育委員により、競技種目やルールの決定も行われます。
夏休みから各ブロックでは、ブロックアピールの内容を考え始めます。水色は「よさこい鳴子踊り」。黄色は「島唄」。ピンクは鼓動の打楽器をメインに、8分間の構成を考えました。
2学期にはいると、放課後や学活の時間を使った練習が始まります。一方、生徒会執行部は毎日会議を開き体育祭全体の進行状況をチェックしていきます。競技だけでなく、団長会議を通して集合整列・服装などの規律面も生徒の力で守れる体制を作っていきます。
三中最大の行事ともいえる体育祭ですが、多くの課題もあります。
一番の問題は「時間」です。来年度から大幅に教育課程が変わる中で体育祭の取り組みをどう位置づけていくかです。生徒の手で作り上げるには多くの時間が必要です。これまでの内容を見直しながら、生徒の成長に必要なことは…そういう検討が必要です。
その他、考えていかなければならないことは多くあります。しかし、体育祭の取り組みで見せる生徒達のあの輝きに満ちた表情を消してはいけないと思います。これは私達教師の課題です。